矢吹町第一区自治会館
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東日本大震災で甚大な被害を受けた矢吹町。内陸被災地だから可能な中心市街地をまちなか居住の場とする計画である。これは新しい復興計画のベースとなり、「歩いて楽しいまち」を実現する新たな復興計画のモデルとなる建築である。
建物の中心には「まちキッチン」を設置。普段時は住民のたまり場として、災害時は炊出場として機能する。また、屋根架構には四角錐状にフレームを組んだユニットをシェルピンスキーのフラクタル図形に倣って積み上げた架構形式を採用した。稜線にあたる部材は105×150~180の製材、底辺にあたる部材はFB-6~12×80の2丁合わせによって構成している。それぞれの交点には42φの丸鋼を輪切りにしたものにプレートを溶接しておき、それぞれドリフトピンと高力ボルトで結合している。
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建築データ
建築用途:地区集会所
竣工:2016
延べ床面積:380㎡
規模:地上1階建
構造:木造
意匠設計:ヌーブ
構造設計:MID研究所
施工:伸和建設