木質ハイブリッド集成材:ノンブラケット型
2017年

木質ハイブリッド集成材は鋼材を内蔵した集成材で、2004・05年に「柱」「はり」で一時間耐火大臣認定を取得していた。これをコストや工期、設計上の要請などの面から見直し、耐火性能検証試験でその性能を確認したのがノンブラケット型の木質ハイブリッド集成材である。都市木造が徐々に広がりつつある中で、既存の技術を改良し、不足している点を補いながら、より汎用性のある使いやすい部材にしていく「普及型の開発」に取り組んだ例である。

接合部詳細
構造フレーム(白シートで養生されているのが木質HB集成材)

統括:
久原 裕 (NPO法人 team Timberize、スタジオ・クハラ・ヤギ)
八木 敦司(NPO法人 team Timberize、スタジオ・クハラ・ヤギ)
構造:桐野 康則(KAP)
防耐火:安井 昇(NPO法人 team Timberize、桜設計集団)
時期:2016-2017