新豊洲 Brillia ランニングスタジアム

構造計画の命題はETFEを美しくみせる架構であること、将来的な移転に対応できる架構とすることであった。ETFEを支持するアーチフレームの下部に菱型の湾曲集成材を配置し、お互いが補剛しながら変形を抑制するハイブリッド構造とした。集成材をトラックで搬入可能なユニットに分割する接合部は、V字を反転して合体した形状としている。モーメント伝達可能ながら存在感を軽くし、木架構の美しさとETFEの透明感を際立たせることが可能となった。

建築データ

建築面積:1746.32㎡
敷地面積:4845㎡
最高高さ:8.50m
建物長さ:109.3m
屋根葺き材:ETFE
屋根下地材:カラマツ集成材
軒桁:鉄骨
柱・基礎:鉄筋コンクリート造
意匠設計:E.P.A 建築変換装置建築研究所
構造設計:KAP、太陽工業株式会社
施工:太陽工業株式会社、中央建設